インターンシップ2日目の今日は、昨日に引き続き、明日から始まる「DTP基礎」講座のための予習を主に行った。
チラシ、メニューの作成
教科書にあるチラシとメニューの作品作りを行う。
WordにおけるDTP機能は様々なものがある。
それらを作品を作る過程で教えても良いのだが、ある程度一括して技術を学んでしまい、それを生かして生徒に作品を作らせるという授業の展開の仕方もある。
今日は作品を作り始める前に、WordのDTPに関する機能を一括して学んだ。
たとえば、箇条書き(オートコレクトのオプション)、字下げとぶら下げ(インデント)、行間値、テキストボックスの書式設定、上下中央揃え、ページ番号、ヘッダーとフッターなどである。
ここでは、教師がWordで実際にどのように設定すればいいのかを体験できるような資料を作成し、体験しながら理解を深めていく。
知識・技術を習得したところで、生徒に課題に取り組ませる。
作品を作る過程で適宜教授しても良いのだが、逐一説明していては時間がなくなるおそれもある。
生徒の状況や授業時間などを考慮して、教授方法を選択する必要がある。
フォントの知識
フォントには大きく分けて、等幅フォントとプロポーショナルフォントの2種類がある。
等幅フォントはその名の通り、文字の幅が一定である。
等幅フォントには、全角文字と半角文字があり、日本で使っている漢字やひらがななどは、これに当てはまる。
一方、アルファベットを用いる文化圏、たとえば英語は、全角文字もあるが半角文字が基本である。
半角文字は、全角文字の半分の幅が確保されている。
日本人は、作文をするときに原稿用紙という四角いマスの中に文字を書いていくことがある。日本語(漢字やひらがな)は全角が基本なのであるが、アルファベットではこのマスはさほど重要ではない。
手書きで例えば、「W」と「I」を書いたとき、その幅は一定にはならないだろう。
DTPで「W」と「I」が同じ幅で入力されると、その隙間の差が気になる。
そこで、プロポーショナルフォントが登場する。
プロポーショナルフォントは、文字の形態によって、幅が異なる。
「W」では幅が大きくなるし、「I」では幅が小さくなる。
同じゴシック体でも、
[MSゴシック]は等幅フォント
[MS Pゴシック]はプロポーショナルフォント となる。
これらを使い分けることによって、文字の見た目のデザインが良くなる。
PublisherでのDTP
PublisherはDTPに適したソフトである。
グリッドとその間隔を簡単に設定することができる。
また随時ガイドと呼ばれる目安となる線を引き出し、Wordにおけるグリッドのように、挿入する画像やテキストボックスはグリッドやガイドに吸着する。
より正確なレイアウトが可能となる。
今日は、Publisherで校内新聞の作成を行った。
どのように画像やテキストを配置するのか、昨日学んだラフスケッチを行ってから、実際に作成する。
やることはWordでのDTPとほぼ同じである。
色合いの良いデザイン、幅や間隔の正確さに留意すれば、よい作品ができあがる。
サーバーとアカウントの準備
学校においては、生徒の提出データ、インターネットに接続するためのサーバーが用意される。
実際に情報管理室を訪問し、サーバーを見学した。
RAID技術、バックアップ技術を直接目にすることができた。
実物のサーバーを見学した後、パソコン教室に戻り、リモートデスクトップを利用してサーバーにアクセスした。
ここで、明日からはじまる講座において、生徒がログインするためのアカウントを準備した。
ユーザー名・パスワードの設定を実際に行い、明日からの講座に備えた。
その他
・両面印刷の知識
短辺とじ と 長辺とじ
・ベジェ曲線
ベジェ曲線による画像のトレースの方法
感想・まとめ
今日は初めてPublisherを使って作品を作った。
Publisherはあまりなじみのないソフトであるが、実際に使ってみると見た目の良い優れた作品を作ることができた。
今後是非活用したいと思う。
明日からは、生徒を対象とした「DTP基礎」の授業が始まる。
今日までに学んだ様々なDTPの知識・技術をしっかりと定着させ、生徒にきちんと対応できるようにしたい。
いよいよ明日からは生徒が対象です。
返信削除指導によって、生徒がどのように振る舞うか。じっくり研究してください。もちろん、サポートもお願いします。