2010年8月13日金曜日

Day 10 - 模擬授業、インターシップのまとめ

8月2日に始まったインターンシップも10日目、早くも最終日を迎えた。

模擬授業
インターンシップのまとめとして、インターンシップ生各人が模擬授業を行った。
10分以上の授業で、学習指導案と配布資料を作ることが条件とされた。
模擬授業で行う単元・テーマは自由だったため、私は「情報通信ネットワークの技術」をテーマとして模擬授業を行うこととした。

(模擬授業の様子)
模擬授業
模擬授業
模擬授業

指導内容
○導入
・「ネットワーク」とは何か、を考える。
・「ネットワーク」の例として、鉄道路線図を提示する。
・本時における「ネットワーク」について説明する。
○展開
・ネットワークの種類について
  LANとWAN
・ネットワークの仕組みについて
  IPアドレス、DNS
・身近な情報通信ネットワーク
  学校におけるネットワーク、家庭におけるネットワーク
・情報通信ネットワークのこれから
  家電のIP化、IPアドレス枯渇問題
○まとめ
・情報通信ネットワークが私たちの身近なところで機能していること。
・情報通信ネットワークが必ずしも万能ではないことから、それを利用している人間の在り方を考える。

このような指導計画のもとに模擬授業を行ったが、いくつか指摘された点があった。
・生徒の作業がないので、眠くなる。
 →話の切り替え、アクションが必要である。
・分かりづらい内容なので、具体例を活用する。
 →技術論ではなく、歴史的背景などの説明など。
・IPアドレスの説明に工夫が必要。
 →コマンドプロンプトで、ipconfig /allコマンド・pingコマンドを実際に入力させる。
 →住所に例えるのは良いが、IPアドレスが住所によって割りふられると思わせてしまう。
・プリントは授業の流れが分かる内容でなくてはならない。
 →空欄補充部分には、番号を振る。
・下を見ながら話をしない。

また、30分の予定で模擬授業を行ったが、23分で終了してしまった。
時間感覚はまだ身についていないと思うので、いくつも模擬授業をこなし、身につける必要があるだろう。

指摘された点を改善できるよう、どのような点に気をつけたら良いのか自分でもよく考え、今後の模擬授業や教育実習等に備えたい。

他のインターンシップ生の授業テーマ
・Excelで偏差値を求める
・アナログとディジタル
・情報化の進展と社会への影響

動画の編集・DVD化
この日行われた模擬授業ではビデオ撮影を行っていた。
そのビデオをパソコンを使って編集する作業を行う。
動画ファイルを自分のパソコンのDドライブに移動する。
パソコン内「マイドキュメント」はサーバ側にある。ネットワーク経由での作業
使用するソフトは、Adobe Premiere Elements。
まず、動画を取り込む。サイズが大きいと、取り込むだけでも最適化等に時間がかかる。
次に、取り込んだ動画のイン点・アウト点などを指定し、タイムラインの中に移動する。ここで初めてどの動画を使用するのかが決まる。
タイムラインに移動した動画には、マーカーをつけ、DVDを再生したときに最初に表示されるシーンメニューに表示されるようにする。つまり、チャプターを分ける作業である。
こうして編集した動画をDVDにするため、タイトル画面やタイトルなどを設定した後、書き込みを開始する。
最初から空のDVDに書き出すこともできるのだが、失敗する可能性もあるため、一度ファイルに書き出してからライティングソフトを使ってDVDに書き込むこととした。
この書き出し作業には時間がかかる。
待ち時間を利用して、掃除や片づけなどを行う。
ファイルへの書き出し作業が終わった後、ライティングソフトに書き出しされたファイルとインターンシップ中に制作してきた作品などを入れ、インターンシップを記録したDVDに仕上げた。
学校行事があるごとに、撮影した動画とそれに関連する文書・PPTスライドなどを入れて生徒に配ると先生はおっしゃっていた。
生徒が自分の発表しているシーンが記録されたDVDをもらったらきっと喜ぶことだろう。
教師の手間を惜しまないことが、生徒をやる気にさせる。

感想・まとめ
情報科での模擬授業は初めての体験であった。
私の模擬授業では、説明が多かったため、生徒のやる気を引き出すことがあまり出来ないと考えられる。
テーマ毎に、どのようにすれば生徒のやる気を引き出すことができるのか、
どのようにすれば生徒主体の授業を行うことができるのかを
今回行った模擬授業を大きな参考として、考えていきたい。

今回の模擬授業で撮影した動画を自分で編集した。
自分で自分を見るというのは、恥ずかしいものがある。
だが、こうして作成したDVDが今後の自分研究・課題研究のために大きく役立つと思う。

10日間のインターンシップは本当にあっという間だった。
DTPについて、その基礎知識・技術を学ぶと同時に、
実際に生徒と接することで、生徒とコミュニケーションをとることもできたし、
生徒の発想力の豊かさを感じた。
パソコンの前から離れようとしない生徒の一生懸命な姿に、自分が頑張らなくてはと何度思わされたことだろう。
指導していただいた先生からも、情報科の教員としての知っておくべきこと、教師として身につけておきたいことをたくさん教授していただいた。
運良く、教育実習生や教員採用試験一次試験通過者がいらっしゃったため、また新採教員の方ともお会いすることもできたため、
このインターンシップは、自分が想定した以上に充実していた。
教員になりたいという思いが、より一層強まったと感じている。

I先生はじめ、ご指導いただいたたくさんの先生方、教育実習生Mさん、インターンシップ生Yさん、Nさん、Kさん、このインターンシップを紹介していただいた明治大学K先生
すべての方々に感謝申し上げます。
貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。

1 件のコメント:

  1. お疲れ様です。
    さっそくDVDからのキャプチャ画像を使いましたね。実はMPEGデータのままでもDVD再生ソフトで再生すると、キャプチャできます。生徒のプレゼンを録画したあと、ベストシーンを探してキャプチャせよ、という課題は効果がありますよ。
    別途、不定期に再教育の機会を用意しようかとも考えています。またお会いしましょう。

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