今日からインターンシップも後半戦である。
生徒にとっても「DTP基礎」短期集中講座の後半戦である。
オートシェイプの図形描画機能
短期集中講座の中で、初めて説明を任された。
オートシェイプによる図形描画機能の説明だ。
15~20分という時間の中で、
・オートシェイプの組み合わせで出来ている図形のグループ解除
・図形のグラデーション
の説明を用意された資料のもとで行うというものだ。
私が教員用モニターの前に座って、パソコンを操作しながら説明した。
生徒も指示通りに操作していく。
参考として、配布資料も準備した。
(配布資料に掲載したものの一部)
↓グループ解除
↓グラデーション
実際に生徒に説明することを経験したことで、いろいろな発見ができた。
まず、説明するところと割愛するところのをはっきり分ける必要があること。
一度説明したことに関しては、生徒にもう一度説明する必要はない。
時間は限られているので、じっくり説明するところとそうでないところを判断して説明すべきであるということである。
次に、テンポよく説明していくこと。
説明する側のテンポが悪いと、授業全体のテンポも悪くなる。
生徒が飽きる可能性も考えられる。
生徒の操作状況を観察して待つことが必要なこともあるが、
ある程度のテンポが必要である。
これらのことから、綿密なリハーサルの必要性が感じられた。
どのように説明を進めていくのか、実際にパソコンを操作し、
時間を計って準備していくことが必要である。
リハーサルを怠ると、今日の説明のように50分を優に超えてしまうということにもなりかねない。
説明することとそれに見合った時間を考え、授業を構成していくことの難しさを、身を以て感じた。
Photoshop Elementsを利用したWebページの作成
Adobe Photoshop Elementsを利用して、生徒の作品集などを簡単にWebに公開することができる。
まず、作品をキャプチャする。
今回は、Publisherで制作された課題だったので、保存時にJPEG形式に保存することでキャプチャに代えた。
次に、IrfanViewを利用して画像に細い枠をつけた。
こうして準備した画像をAdobe Photoshop Elementsに取り込んで「HTMLフォトギャラリー」を作成する。
作成するといっても、テンプレートを選択したり、画像の大きさを選択したりするだけで、
Photoshop Elementsが自動的に作成してくれる。
たとえば、生徒が提出した作品を校内用Webに公開してあげることで、生徒のやる気を一層引き出すこともできる。
教師側の手間もあまりかからない。
いちいちソースコードなどを入力する必要はないのだから。
Webサーバ管理
XAMPPを利用したWebサーバ管理についての説明を受けた。
Apache、MySQL、Webプログラミング言語のPHPなどが含まれる。
先輩のお話
今年度、神奈川県の情報科教員に採用された先生がお見えになった。
神奈川県教員採用試験二次試験の実態・体験談・対策などについてお話を伺った。
印象に残ったのは、面接時にわからない質問を問われたら「わからない」と答えるということ。
面接ではその人の誠実さなども見られるので、時には「わからない」と答えることもありだという。
実際に教員採用試験に挑むのは来年度になるが、教員採用試験の実態を知ることで、大きな励みとなった。
感想・まとめ
“教える”ということの難しさを改めて痛感した。
オートシェイプのグループ解除とグラデーションの説明に思っていた以上の時間がかかってしまった。
本来であれば、あまり時間をかけるところではない。
授業の全体像を見通し、時間配分を考え、
また、生徒にどのように説明するのか、綿密なリハーサルをした上で、“教える”ことに臨むことの重要性に気付かされた。
先輩の先生のお話を聴くことで、来年度教員採用試験への大きな励みとなった。
一次試験は勉強すれば誰でも受かる。
二次試験に向けて、これから何が出来るのか・・・1年後の自分を見据えたい。
施錠ぎりぎりまで御苦労さまでした。
返信削除インターン生も最終作品に取り掛かり、そろそろゴールが見えてきました。そして、本日の先輩のお話から、最終日の模擬授業に対する意識も出来たと思います。
教えることが楽しくなるためには、教えた生徒が活き活きと学び、成長していくことが糧になります。つまり、そのための知識と技術が必要ということです。
残りの期間も、悔いのないよう頑張ってください。