2010年8月2日月曜日

Day 1 - 教科書を教えるのでなく、教科書で教える

本日(8月2日)より、10日間の日程で、総合高校での情報科インターンシップが始まった。
初日の今日は8月4日から開講される「DTP基礎」の授業の準備段階として、年賀状と案内状の作成をメインに行った。

年賀状
Wordを利用して年賀状を作成した。
Wordでグリッドを設定し、その上にテキストボックスや画像を配置していく。
適当に配置していくのではなく、用紙の余白を考えたり、テキストボックスと画像の位置をそろえたりと、見た目の良いデザインを施す必要がある。
その際に、グリッドがとても便利である。
グリッドがあると、テキストボックスや画像はグリッドの線に吸着して配置される。
そのため、位置がずれることなく、正確に配置することができる。
また、Wordでの作品作成過程では、様々なショートカットキーが登場した。
その中でも、Ctrl + Zは初めて知ったものである。
これは「戻る」ためのショートカットキーだが、もし失敗してしまった場合は、このキーを使って戻ると便利なことを学んだ。

案内状
もう一つ作成したのが、案内状だ。
ここでは、ラフスケッチを行うことの重要性を学んだ。
実際にパソコンで作り始める前に、大まかな全体像を描いてみることで完成後の修正が少なくなる。依頼者と作成者間の誤解も少なくなる。
ラフスケッチ後は、教科書通りに作品を作っていったのだが、ここであるテキストボックスに入力する文字のサイズを46ptに設定するとあった。
なぜ46ptなのか?
すべての文書において46ptであるわけではない。
ここでのレイアウト・デザインの場合は46ptがちょうど良いから46ptなのである。
46ptに設定することを学ぶのではなく、そのレイアウトに合った文字サイズを選択することを教師は指示する必要がある。
教科書の内容を教えているのだが、教科書そのままを教えるのではなく、教科書からどんなことが言えるのか、生徒自身がオリジナルの作品を作るときに生かせる授業作りが大切であると感じた。
教科書による案内状作成後は、オリジナル課題に取り組んだ。課題は、インターンシップ/DTP基礎の内容を伝えるというものだ。
実際にラフスケッチを行った後で、パソコンで作成してみた。
一見簡単そうだが、今日学んだDTPの知識をフル活用すると、細かな部分まで気を配る必要もあり、手応えのある課題であった。

その他
作品の作成以外にも、情報科の教員として知っておきたいことをその都度学んだ。
・動画や写真の編集
Adobe Premiere Elementsを使えば、高度な知識を必要とせず、作ろうという気持ちがあれば誰でも簡単にDVDを作成することができる。
・スキャナでの画像の取り込み
生徒の作品を取り込み、掲示する際に必須の作業である。
・ラミネーターでの資料作成
印刷したものをラミネーターでラミネートすることで、見た目がきれいで、丈夫な資料を作ることができる。

感想・まとめ
初日から、今まで学んだことのないDTPの知識・技術をたくさん学ぶことができた。
明日までインターンシップ生だけでの授業であるが、明後日から始まる「DTP基礎」の講座では、生徒を相手にすることになる。
生徒にきちんと指示・対応することができるよう、今日学んだことはしっかりと身につけておきたい。
茨城出身の私は、近隣のビジネスホテルに滞在して10日間のインターンシップに臨む。体調管理に留意して、意義あるインターンシップにしたい。

1 件のコメント:

  1. お疲れ様でした。

    苦手分野も早くから取り組めば得意分野になります。DTP技術を身につけると情報科教員として引き出しが増えます。3日ほど修行が続きますが、頑張りましょう。

    返信削除