2012年1月1日日曜日

2012/01 - 12月の活動報告と2012年の抱負



謹賀新年
2011年は大変お世話になりました
本年もどうぞ宜しくお願いいたします


情報コミュニケーション学部ゼミナール大会
明治大学情報コミュニケーション学部では、毎年ゼミナール間の交流と学問の垣根を越えることを目的としてゼミナール大会を行なっている。
各ゼミナールが日頃の研究成果をプレゼンテーションするものである。
今年は12月10日(土)にリバティタワーで開催された。
私が所属するWゼミは初めての参加であった。
私がメインでプレゼンし、私の他に補助役で1名、計2名で挑んだ。
ゼミナール大会には、3・4年生ゼミから25チームが出場、予選を4ブロックに分けて行なった。
それぞれのチームの持ち時間は15分+質疑応答5分である。
わずかな時間で日頃の研究成果を発表していく。
各ブロックの上位1チームが本選に出場、計4チームで本選を争うことになる。
私のゼミは、Cブロックを通過、本選に出場した。
審査は、NPO法人国際プレゼンテーション協会の皆さんと学生審査員によって行なわれた。
学生審査員は、予選ブロックで惜敗した22チームの代表者1名ずつ、22名で構成される。
国際プレゼンテーション協会/学生審査員はそれぞれ異なる評価基準で採点、表彰も別々に行なわれた。
私のゼミは、国際プレゼンテーション協会の皆さんの審査で第2位、学生審査員の審査で第1位を獲得した。
賞品として賞状とジェフグルメカード、書籍『パーフェクト・プレゼンテーション』(八幡紕芦史著)をいただいた。
情報科の授業の一つとしての「プレゼンテーション」について、自らのスキルを磨くと同時に、どのような学習活動が考えられるか考える必要がある。

インターンシップフォローアップの会平成23年度第2回
~プロジェクト発表会~

12月11日(日)、専修大学にて、ネットワーク情報学部プロジェクト発表会2011を見学する。
「情報」を含んだ学部名は数多く存在するが(私が所属する「情報コミュニケーション学部」のように)、それぞれの学部において「情報」の捉え方が異なっていることを痛感した。
それだけに高等学校における教科「情報」、さらには小・中・高校を通して行なわれる「情報教育」は多様なものとなるはずである。
今回のプロジェクト発表会で見学したプロジェクトは、以下のようなものである。
「TalkLIVErary~情報の相互発信によって人と人をつなぐ図書館にしよう~」
「子育てを支援する環境モデルの研究~子育てにやさしいまちプロジェクト」
「訪日外国人のためのモバイル・サービスのデザイン」
「RhtyMiko~新しいユーザーインタフェースを用いたゲーム制作」
等々のプロジェクト発表を聴かせていただいた。
どのプロジェクトも興味深い発表内容であり、それぞれに独自性を感じられるものであった。
なぜこのようなプロジェクトになったのかその動機・仮説と結論に至るまでの研究過程も明示されていたように思う。
そして、ビジネス系・システム系・デザイン系のそれぞれの学生が意気投合し、成果物としてまとめ上げている点がとても良いと思った。
デザインを学んできた学生が皆「小塚」を使って成果物を作成していたことには驚きを隠せなかった。
いずれにしても、プロジェクト発表会のような、学部内にとどまらず、外部の方々をも対象としてアウトプットする機会を設けていることで、専修大学ネットワーク情報学部を知らない人に伝える能力も身に付くことだろう。

神奈川県情報部会第4回研究会
12月21日(水)、神奈川県立総合教育センターにて。
「総合学科学習活動成果発表会」を見学させていただく。
発表会では、スライドを映すためのメインスクリーンの他に、プログラムを映すサブスクリーン、発表者の顔や実物を提示するためのサブスクリーンの計3枚のスクリーンが用意され、効果的に活用されていた。
VX先生より、カメラ操作の実技も体験させていただき、発表会における情報機器の活用について学ばせていただいた。
発表者の顔を映すためには、
可能な限りアップで撮る/発表者の鼻の位置が画面の中央にくるように撮る/少し下から撮影して上向きの表情を撮る
ことが重要であるという。
簡単にできるカメラ操作一つで、発表者の発表態度、オーディエンスの発表を聴く態度が格段と変わる。
顔が見えるだけで発表にコミュニケーションが生まれ、発表者の一方的な発表に終わる発表会ではなくなるのである。
ステージ近くで会場全体を見渡してみたが、発表を聴いている生徒は驚くように発表に聴き入っていたように思う。
教員の少しの準備・演出で発表会の雰囲気を変えることができるものと痛感させられた。
発表自体も素晴らしいものであった。
高校生1人ひとりが、問題に対して真剣に立ち向かい、その過程や結果を本気で伝えていた。
本気で立ち向かう高校生を後押しする存在として、教師も本気で生徒と関わる必要があると感じた。

2012年の抱負
2012年、大学での学生生活も3月に終わりを迎える。
そして4月からは神奈川県の情報科教員となるわけだが、まだまだその実感は湧いていない。
1月6日には、情報部会の実践事例報告会にて、教員採用試験の報告をすることになっている。
その後1月いっぱいは、最後の定期試験対策、レポート提出に追われることになるだろう。
その後は、4月からの赴任に向けて授業を作ったり、教材を作ったりしていきたいと思う。
授業だけではなく、様々な場面で生徒と接することを考え、可能な限りの教養を身につけるため、積み上げている本を読みたいと思う。
いま、期待と不安の気持ちでいっぱいである。
初志貫徹の精神を忘れず、1年間が学び多い年になることを願うばかりである。

1 件のコメント:

  1. あけましておめでとうございます。

    もうすぐ社会人ですね。どちらの学校に配置されるか、興味津津です。もちろん辛いこともありますが、教員になって良かったと思えるよう、前向きに取り組んでください。
    1月6日の発表は、ほとんどの教員にとって初めての情報になります。適宜フォローしますので、反応を楽しんでください。

    採用同期の仲間もぜひ部会の活動にお誘いください。

    返信削除