9月は5日~26日まで教育実習だったため、あっという間に終わってしまった。
そして、30日には教員採用試験の合格発表があった。
教員採用試験第2次試験結果
昨日(9月30日)、神奈川県教育委員会のホームページ上にて2次試験の合格発表があった。
10時から発表ということだったが、2限~大学の授業があったため電車内で携帯電話にて確認した。
8月19日の2次試験当日を思い出すと、あまり良い心地がしない。
模擬授業+集団討論までは自信をもって貫いたが、面接の出来が良くなかったと今では思う。
さらに帰り道は、どしゃ降りの雨に降られて帰宅した。
自信なさげにホームページを確認する。
すると、自分の受験番号を発見した。
何かの間違いかと思い、何度も確認したが、間違いはないようだった。
未だ手元に通知が来ていないため実感は湧かないが、「合格」したようだ。
昨日確認したときから現在まで、夢を見ているようなふわふわした感覚である。
これまで、ご指導いただいたすべての方々に感謝申し上げたい。
教育実習
9月5日(月)~26日(月)まで、母校の高校で3週間の教育実習に参加した。
英語科での実習であったが、全日程を通して大変充実した日々を送ることができた。
【1週目―9月5日~9日】
1週目は、授業見学を行う。
実習校では非常勤講師を含め27名の英語科教員がいらっしゃった。
その全ての授業を見学したいところであるが、時間割や時間の関係でできる限り多くの先生方の授業を見学させていただく。
現役時代を振り返ると、3年間同じ担任の先生であり、英語の先生だった。
そのため、3年間同じ先生に英語を教わっていた。
1人の先生に授業を教わることは生徒目線においては、予習スタイルや授業スタイルが確立していて勉強しやすい。
ところがいざ教師として授業を見たときに、様々な先生方によって様々な授業の方法があることを感じる。
どの方法が正しい、どの方法が誤っているということはない。
いろいろな授業の方法があるということを自覚し、自分なりの授業のスタイルを確立していくことが求められているように思う。
【2週目―9月12日~17日】
2週目以降は授業実習を行い、授業準備・教材研究の大変さを感じるとともに、授業をすることの「楽しさ」を感じる。
授業で使う教材は、実習前にある程度用意しておいた。
そのため、教材作りに費やされる時間はさほどかかっていないが、「授業を作る」ということが思っていた以上に大変なことだと感じた。
初めての授業は、指導案に盛り込んだ活動をすべて終えることができずに終了のチャイムが鳴ってしまった。
終わらなかった部分は次回の授業に持ち越しとなってしまったので、あらかじめ計画していた授業予定がずれてしまったのである。
事前に授業計画を立て、1回1回の授業でどのようなことを行うのかを考えることは重要なことであるが、生徒の反応やその他の理由により授業計画がずれてしまったときに、どのように計画を再編成するか考えることも教師として必要なスキルであると肌で感じさせられた。
また、指導教諭の先生の許可をいただき、授業ではパソコンによるスライドを活用させていただいた。
指導教諭の先生も普段の授業でパソコンを用いており、実習生である私にはパソコンを使っても良いし使わなくても良いと言われていた。
せっかくの機会だったのでパソコンを使用して授業を行うことにした。
パソコンを使用した最初の授業では、ソフトウェアの設定の関係で上手くスクリーンに表示できず、準備とスクリーンがないために授業に時間がかかってしまった。
授業の事前準備の重要性を感じた。
【3週目―9月20日~22日、26日】
3週目は、2週目からの「楽しさ」を継続させて授業実習を行い、終盤には研究授業に臨んだ。
研究授業においてもパソコンによるスライドとスクリーンを活用させていただいた。
英文の内容をイメージしながら音読させる活動を取り入れ、スライドには画像や映像をたくさん盛り込んで授業を行った。
最初はとても緊張していたのだが、普段の授業実習を思い出し、「楽しく」授業を展開することを心がけた。
研究授業終了後には、参観いただいた先生方に批評をいただいた。
英語科主任の先生からは、「楽しそうだった。見ている方も楽しかった」という言葉をいただいた。
英語科の恩師からも、授業のある部分において「展開が上手だった」とお褒めをいただいた。
たくさんの改善点もいただき、今後どのような点に留意して授業を行えば良いのか考える良い機会となった。
研究授業の後日にも授業があり、研究授業で指摘いただいた点を踏まえて最後まで全力で授業を行った。
最後の最後まで充実した日々を送ることができたと感じている。
本日、再び実習校を訪問した。
教育実習録の後日記入欄を完成させ、指導教諭の先生に提出しに伺った。
さらに、授業実習のために作成した教材をPDFにして提供した。
今後の教育実習生の参考になれば嬉しい。
そして、教員採用試験の合否についても報告させていただいた。
恩師をはじめ、多くの先生方にお祝いの言葉をいただいた。
まだ教師となる実感はないが嬉しかった。
実習校の先生方には大変お世話になりました。ありがとうございました。
10月の抱負
教育実習では自分の教師としての課題が多く浮かび上がった。
それら浮かび上がった点を常に意識し、これまで以上に日々研鑽していきたいと思う。
大学では、教職を志す友人と共に、時間を見つけて模擬授業や討論などをしたいと考えている。
大学も半期間を残すのみとなり、大学生活4年間の短さを感じている。
後悔のない大学生活を送りたい。
末筆となりますが、インターンシップを薦めてくれた明治大学のK先生、インターンシップ以来フォローアップの会等を通してたくさんご指導いただいた横浜清陵総合高校のI先生、これまで育てていただいた諸先生方はじめ、今日までご指導いただいた多くの方々に感謝申し上げます。
より一層努力していかなければならないものと自覚しておりますが、今後ともご指導の程よろしくお願いいたします。