2011年4月1日金曜日

2011/04 – 3月の活動報告、2011年度の抱負

(2011/04/03 23:00更新)

東日本大震災と「情報」
3月11日(金)午後2時46分頃、大きな地震が起きた。地震直後、自宅(茨城)にいたのだが、かつて経験したことのない揺れを感じた。
地震直後、電気がストップした。そのために、自宅のADSLモデムの電源も切れ、インターネットに接続することはできなくなった。テレビもつかない。そして、携帯電話も回線が混雑し、最終的に「圏外」の状態となった。夜も停電が続き、地震に関する情報の入手は、ラジオを利用。普段はラジオを聞かないのに、それしか情報の入手ルートがなかった。
高度情報通信社会と言われている現代であるが、一度大きな地震が来ると、情報の確保は困難になる。特にICTと呼ばれている機器による情報の入手はできなくなってしまった。普段は当たり前のように使い、当たり前のように情報を入手できていたのだが、一瞬にして「無意味な機器」と化してしまった。
地震発生の翌日の夕方、電気が復旧した。テレビをつけると、ショッキングな映像が目に映る。映画を見ているかのような惨状であり、現実に起きたことのように思えなかった。ようやく、震源近くの悲惨な状況を知ったのだった。
そして、ニュースの報道では「『情報』がない」という言葉が多く聞かれた。大勢の人の安否情報が分からない、何が起きているのか分からない、情報がない…かつてこれほどまでに一般市民が「情報」と口にしたことがあっただろうか。かつてこれほどまでに「情報」に飢えたことがあっただろうか。
「情報」のこのような側面を扱うのも、教科「情報」だと思う。

教員採用試験準備講座
3月5日(土)の教員採用試験準備講座。引きつづき、論作文の基礎を学んでいる。論作文においては、教師の子どもに対する肯定的な立場を示すことが大前提である。子どもの可能性を信じ、そばで見守るのが教師である。
この日は、講座出身者の現役の先生からの講演があった。入都11年目の国語の先生であった。○生活指導における大原則 ○環境を整える ○授業の進め方 ○過ぎたるは猶及ばざるが如し という項目での教師としての体験談を交えながら、我々教員志望者へのメッセージをいただいた。講演の最後には、教師として身につけてほしいこととして、以下の3つが挙げられた。
・自分を見つめ直す目…人間としての成長
・コミュニケーション能力…異世代とのコミュニケーション
・自分から率先して仕事を探す
この講座では、論作文を書くことが到達点ではない。論作文を書くための、教師としての力量・心構えを身につけていくことができる講座だと考えている。
3月中の講座は、地震の影響でこの1回限りであった。4月からは再開され、通常通り開講される予定である。

2011年度の抱負
早くも4月となり、教員採用試験まで3か月となった。日に日に迫ってくる本番であるが、できる限りのことをやっているつもりではいる。教職教養・一般教養は過去問をベースとして取り組んでいる。専門教養対策としては、過去問のみならず、情報系の資格・検定の問題を解いている。基本情報技術者試験がその一つであるが、4月17日(日)に実施予定であった平成23年度春期試験が中止となってしまったことが残念である。これに代わる試験=特別試験が7月10日に実施されるとのことだが、神奈川の教員採用試験後であること、他地域の教員採用試験実施状況などを考慮して受験するか否かを検討したい。
ネットワークの分野では、CiscoのCCNAにチャレンジしたい。2月に一度受験し、合格点まで達しなかったため、再度挑戦する予定だ。地震の影響もあり、ディスカウントキャンペーンが延期され7月31日まで割引価格で受験できるのだ。割引とは言っても、31,500円→22,050円への割引であるが、決して安くはない。次の挑戦で是非合格を勝ち取りたいと思って勉強している。
地震の影響で、3月に行われる予定であった、フォローアップの会が中止となってしまったことは、大変残念である。I先生をはじめ、多くの先生方とお会いできる機会はとても楽しみであった。インターンシップを共にしたYさんをはじめ、この春から新たに学校現場で働くことになった先生方には、本当に頑張って欲しいと思う。優秀な先輩先生方の後を追い、2011年度1年間が素晴らしい年になるよう精進していくつもりである。