2010年10月1日金曜日

2010/10 – 9月の活動報告と10月の抱負

インターンシップ後のブログ2回目の記事を書こうと思う。
9月は、インターンシップフォローアップの会が行われ、インターンシップ以来の再会が実現した。

インターンシップフォローアップの会
9月20日(月・祝)、インターンシップ後、初めてのフォローアップの会が行われた。
午前中は、「スクイーク」を使ったプログラミング・アルゴリズムの学習。
午後からは、参加者による模擬授業が行われた。
参加者は、インターンシップでご一緒させていただいたYさん・Nさん、新たに1名が加わった。Kさんは都合がつかず参加できなかった。

<スクイークによるプログラミング>
スクイーク1
スクイーク2
スクイーク3
「スクイーク」でのプログラミングの学習は初めてであったが、インターンシップ中に学習させていただいた「スクラッチ」によるものと似ていた。
プログラミングと言っても、言語(Java、C言語など)を覚えて入力していくわけではない。
あらかじめ用意されているタイルを組み合わせていくだけでプログラムを組むことができる。
高校の情報の授業では、教師が1人ひとりの問題に対処している時間はない。
文法エラー、タイプミス、「;」抜けでいちいち対応していては、いくら時間があっても足りない。
スクイークではキーボードから入力して命令を与えることがないので、まず間違いが少ない。
マウスでタイルを移動して組み合わせれば、すぐにプログラムが完成する。
どのようにタイルを組み合わせればプログラムが動作するのか、アルゴリズムの考え方の導入として活用が可能であろう。

<模擬授業>
模擬授業のテーマは「2進法」であった。
テーマは共通であったが、それぞれの参加者で異なる授業を展開していた。
そのため、参考になること・学ぶことが多かった。
私自身はと言えば、2進法とは何かに始まり、基数変換、実習を行うという25分間を想定した授業案を構想していた。
ところが、25分では時間が足りなかった。
授業における時間感覚を身につけることはこれからも課題である。
実際の授業では50分もしくは55分間という定められた時間の中で授業を展開していかなければならないからである。
また、丁寧ではあるがメリハリをつけたほうが良いというご指摘を受けた。
生徒を惹きつけるところでは思いっきり惹きつける。
たんたんとした授業では生徒の集中力が落ちてきてしまう。
まだまだ工夫が必要であることを実感できた。
2進法単独に関して言えば、実際に黒板に0~15までの2進数を書いていくプロセスの中で繰り上がりを理解させることが必要であることを学んだ。

CCNA受験対策勉強会
CCNA(Cisco Certified Network Associate; シスコ技術者認定資格)受験に向けた、勉強会が大学の授業「ネットワーク技術」の担当者によって9月14日/15日の2日間の日程で行われた。
この勉強会では、授業ではできなかった部分の解説が含まれた。
ルータ、スイッチ、PCを配線・設定し、ネットワークを組む実習も盛り込まれた。
実習・解説の後は、練習問題に取り組んだ。
Cisco Networking Academyというオンライン学習環境では、NW-I~IVまでの段階的な学習教材と最終試験(Final Exam)が用意されている。
それに対応した形で、練習問題に取り組み、Final Examの受験に臨む。
NW-I~NW-IVまでの4つのFinal Examすべてに合格すると、バウチャーが手に入る。
このバウチャーによって、実際の試験を受験するときの受験料がおよそ半額になる。
最終日には、予習と勉強会当日の必死な勉強の甲斐あってか、バウチャーを獲得することができた。このバウチャーをもって、CCNA試験に臨みたい次第である。

後期授業開始
9月21日(火)から大学の後期の授業が開始された。
夏休みはあっという間に終わってしまった・・・。
今年度後期は、学部の授業に加えて、教職の授業も多くある。
授業配当の関係で、月曜日から土曜日まで毎日大学に行くことになった。
2010年度後期時間割
<教職課程の授業>
・英語科教育法II
・授業デザイン論(英語)A
・情報科教育法II
・特別活動論
・道徳教育の研究
・学習指導と学校図書館
・読書と豊かな人間性
・教育実習I
「学習指導と学校図書館」「読書と豊かな人間性」は、司書教諭課程科目の1つでもある。設置されている5科目10単位を修得することで、教員免許の他に司書教諭免許が与えられることになっている。
「教育実習I」は、来年度の学校実習に向けた準備を行う授業である。30~40人ほどのクラスに分かれて、学校実習に向けての講義、1分間スピーチや模擬授業などを行う。このクラスは、取得予定免許の教科・科目ごとに編成されているわけではないため、例えば英語の模擬授業を英語以外の免許を取得しようとしている学生に向けて行う。それによって、専門性を共通にしない相手に授業を行うことが可能となり、教科教育法における模擬授業とは一味違った体験・経験ができるものとされている。

10月の抱負
10月17日(日)は、2010年度秋期情報処理技術者試験が行われる。
夏休み中に基本情報技術者試験の申し込みをし、本日(10月1日)受験票が自宅に届いた。
これまでにあまり勉強できていないが、自分の知識・技能を確かめる意味で、今ある精一杯の力を出して受験したいと思う。
大学の授業もさらに本格的になる。教職の授業では、発表や模擬授業、そして課題が絶えない。
限りある時間の中で何をすべきなのかを自分でしっかり見極め、自分に妥協せずに取り組んでいきたい。
今日から就職活動が本格的にスタートしたようであるが、私は教職を本気で目指したいと思っているため、就職活動は現段階で考えていない。
自分の意思をしっかりと持って、前に進んでいきたい。

末筆になってしまったが、夏のインターンシップを共にしたYさんの教員採用試験の合格を祝したい。本当におめでとうございます。